1. ケージサイズの選び方

成長段階最低サイズ推奨サイズ
幼体(〜6ヶ月)60×30cm60×45cm
亜成体(6〜12ヶ月)90×45cm90×45cm以上
成体(1歳以上)90×45cm120×60cm以上

フトアゴは地表を歩き回る地上性なので、高さより底面積がカギになります。成体には最低でも90cm幅、できれば120cm幅のケージを用意しましょう。狭いケージは運動不足・ストレスの原因になります。

幼体に大きすぎるケージを使うと、逆に餌を見つけにくくなります。生後3ヶ月程度までは60cmケージで飼育し、成長に合わせてサイズアップするのがおすすめです。

2. ケージの種類と比較

種類メリットデメリット
ガラスケージ(フロントオープン)観察しやすい・温度が安定・掃除しやすい重い・価格が高め
木製ケージ保温性が高い・カスタマイズしやすい湿気に弱い・重い
プラスチックケージ軽い・安価傷がつきやすい・UVB透過しない
フトアゴにはガラス製のフロントオープンタイプが最もおすすめです。上からのアクセスはフトアゴにとってストレス(天敵から掴まれる感覚)になるため、前開きが理想です。

3. 床材の選び方

床材特徴誤飲リスクおすすめ度
ペーパータオル / キッチンペーパー衛生的・管理簡単なし◎ 幼体に最適
爬虫類用砂(カルシサンド等)自然に近い見た目・穴掘り行動が出る中(成体なら許容範囲)○ 成体向け
タイル・スレート爪が適度に削れる・掃除が楽なし○ 成体に◎
人工芝見た目が良い・洗えば再利用可
クルミ砂・樹皮チップ高(腸閉塞リスク大)✕ 推奨しない
幼体のうちは砂系床材を使わないでください。昆虫を追って勢いよく食べる際に砂を大量に誤飲し、腸閉塞を起こすリスクがあります。

4. レイアウトのポイント

  • バスキングスポット(石・スレート板)をケージの一端に設置し、その真上にバスキングライトを配置する
  • UVBランプはケージ全体をカバーできる長さのものを天板に設置する
  • 水入れはクール側に置く(ホット側では蒸発が早く、水が温まってしまう)
  • 流木や岩で高低差を作ると運動量が増え、健康維持につながる
  • 餌入れ(野菜用)はバスキングしやすい場所の近くに置くと食べてくれやすい

5. 掃除・メンテナンス

作業頻度の目安
排泄物の除去見つけ次第すぐ
水入れの洗浄・水換え毎日
食べ残しの野菜を取り出す夕方(1日1回)
床材の部分交換(砂の場合)週1〜2回
ケージ全体の大掃除月1回
フトアゴは比較的フンが大きく臭いもあります。こまめな掃除が快適な飼育空間の維持につながります。消毒はハイパーアクアなど爬虫類安全なタイプを使いましょう。