1. 毎日の観察チェックリスト
難しく考える必要はありません。ごはんをあげるついでに、次のポイントをさっと確認するだけでOKです。
- 目がぱっちり開いているか(目やに・濁りがないか)
- 体全体にシワや膨らみがないか
- 口を閉じているか(常に開けている場合は要注意)
- 排泄物(フン・尿酸)が正常か(色・形・量)
- 尻尾の太さに変化がないか
- 動きがいつも通りか(鈍い・フラつきがないか)
週に一度、体重を量る習慣をつけると「じわじわ減少している」に気づきやすくなります。成体であれば60〜90gが目安です。
2. よくある病気とその症状
| 病気・症状 | 主なサイン | 主な原因 |
|---|---|---|
| クリプトスポリジウム感染 | 持続的な体重減少・下痢・尻尾がしぼむ | 感染個体との接触・糞口感染 |
| 脱皮不全 | 古い皮が残る・指先や目周りに皮が付いたまま | 湿度不足・栄養不足 |
| 口腔内炎症(マウスロット) | 口から膿・口を閉じられない・食欲不振 | 外傷・細菌感染・免疫低下 |
| クル病(代謝性骨疾患) | 手足の変形・骨折しやすい・痙攣 | カルシウム・ビタミンD3不足 |
| 呼吸器感染 | 口呼吸・鼻水・ぜーぜーした呼吸音 | 低温環境・細菌・ウイルス |
| 消化不良・腸閉塞 | 長期間排泄なし・お腹が硬い・食欲不振 | 床材誤飲・低温・脱水 |
3. 病院に行くべきサイン
次のいずれかに当てはまる場合は、自己判断せずに爬虫類対応の獣医師に相談してください。
- 2週間以上まったく食べていない
- 急激な体重減少(1〜2週間で10%以上)
- 口から膿や異臭がする
- 足や尻尾が変形している・動かない
- ぐったりして動かない・横になったまま
- 痙攣・ひきつけを起こしている
「様子を見よう」と1週間待っている間に手遅れになるケースもあります。気になったらすぐに相談するのが鉄則です。
4. 日頃からできる予防策
- 温度・湿度を毎日確認し、正しい範囲を維持する
- カルシウムパウダーを餌に必ずダスティングする
- 新しい個体を迎える際は必ず1〜2週間のトリートメント(隔離観察)を行う
- 床材は定期的に交換し、ケージ内を清潔に保つ
- 過度なハンドリングを避け、ストレスを与えない
近くに爬虫類を診てくれる動物病院を事前に調べておきましょう。いざというときに「かかりつけ医」がいると安心です。