この記事は、おはぎを迎えてから4か月で変えたことと変えなかったことの記録です。本当に失敗して変えたことは3つ。あとは「試して選んだ」ことと、「店に助けられた」ことです。そして、最初から変えていないことも、同じくらい大事だと思っているので並べておきます。

1. 一覧表:4か月で変えたこと

何を最初今きっかけ
ヒーターの使い方体感でオン・オフ基本つけたまま。切るのは温度計と天気予報で決める便がゆるくなり、食欲が落ちた
温湿度計小さなデジタル式を床の近くにアナログ式をケージの壁に霧吹きの水で壊れた
ソイルの敷き方袋を開けてすぐ敷いた開けたての土は湿っている、と知った。敷いた後は湿度計を先に見る湿度計が100%を指した
床材バークチップデザートソイル(6月から)ペレットも試し、湿度と掘る行動でソイルに
暑い日の考え方おはぎが水皿に乗ったら対策温度計と天気予報を先に見て、先にヒーターを切る行動を見てからでは遅いと気づいた

2. 失敗して変えたこと(3つ)

① ヒーターを、体感で切っていた

ケージの下に差し込んだ薄いパネルヒーター
熱源はこれ1枚。だからこそ、これを人間の気分で操作すると、すぐ影響が出る
🦎 何が起きたか

お迎えして間もない頃、「今日は暖かいから」と、床下のヒーターを自分の体感で切ったり入れたりしていました。切っていた時期に、おはぎの食いつきが落ち、便がゆるくなりました。温度計を見ると、床は思っていたより冷たかった。人間が感じる部屋の温度と、ヤモリがお腹で感じる床の温度は別物でした。

ヒーターを戻したら、食欲も便もすぐ元に戻りました。今はヒーターは基本つけたまま。切るのは、温度計と天気予報で「今日は暑い」と先に分かった日だけです。

② デジタル温湿度計を、霧吹きの水で壊した

ケージの壁に貼ったアナログの温湿度計
今使っているアナログの温湿度計。壁に貼って、扉を開けるたびにひと目で読む

最初は、角度を変えられる小さなデジタル式の温湿度計を、床材のそばに置いていました。霧吹きの水が入ったのか、しばらくして壊れました。それ以来、ケージの壁に貼るアナログ式に替えて、これで十分回っています。

一般にはデジタル式のほうが細かく測れて、最高・最低の記録も取れます。使うなら、霧吹きの水がかからない場所に。うちは「濡れない場所に置く」より「濡れても壊れないものにする」ほうを選びました。

③ 開けたてのソイルを、そのまま敷いた

ケージに丸めた新聞紙を入れて湿気を吸わせている様子
ソイルを敷いて、湿度計が100%を指した日。丸めた新聞紙を入れて、湿気が下がるか試した。正しいやり方かは正直分からない。おはぎは新聞紙で遊んでいた

湿度は最初から気にしていました。ニシアフは湿気が好きと聞いていたので、湿度計も最初から置いていた。それでも上がりすぎた日がありました。初めてデザートソイルを敷いた日です。

袋を開けて、すぐケージに敷きました。袋の中の土は、たぶん結構な水分を持っていたんだと思います。敷いたあと、湿度計が100%を指しました。慌てて丸めた新聞紙を入れて、湿気を吸わせてみました。

知らなかったのは、「開けたての土は、乾いているとは限らない」ということです。今は、新しく敷いた後の数日は、霧吹きの前に湿度計を見るようにしています。土を替えた日は、霧吹きを足す前に、まず土そのものがどれだけ湿気を持っているかを確かめる。それだけで防げた話でした。

3. 試して選んだこと

床材:バークチップ → 木のペレット → デザートソイル

ペレット床の時期のおはぎを真上から見たところ
ペレット床の時期のおはぎ。悪くはなかったけれど、霧吹きのたびに崩れていくのが悩みだった

これは失敗ではなく、吟味です。お迎え時はバークチップ、次に木のペレットも試し、6月からデザートソイル(粒状の土)に落ち着きました。決め手は2つ:

  • 湿度。ペレットは霧吹きの水を吸うだけ吸って、崩れて粉になる。ソイルは粒が水分を抱えて、ゆっくり出してくれる。床全体が「ゆるやかな加湿器」になる。
  • 掘る姿が見たかった。ソイルにしてから、掘った土の山の陰から顔を出すようになりました。ペレット時代には見られなかった行動です。
掘ったソイルの山の陰から目だけ出すおはぎ
ソイルにして初めて見た、掘った山の陰からの覗き顔

暑さへの考え方:行動を見てから → 数字を先に

シェルターの上の水皿に体を乗せるおはぎ
暑い日だけ、シェルターの上の水皿に乗る。最初はこれを見てから動いていた

最初の夏は、おはぎがシェルターの上の水皿に乗ったら「暑いんだ、ヒーターを切ろう」と動いていました。でも、それは「もう暑い」の合図で、動くには遅い。今は温度計と天気予報を先に見て、暑くなりそうな日は先にヒーターを切る。行動は「対策が足りていたか」を確かめるくらいに使っています。

4. 店に助けられたこと(イベントで迎えるなら自分で)

ここは失敗ではありません。爬虫類専門店で迎えたから、店がやってくれたことです。

  • 「ベビーより、ヤングのほうが初めてには楽」と言われた。ベビーは毎日の給餌が要る。大きめのヤング2匹から選ぶことになり、最後は子どもが「こっちがいい」と決めました。
  • 健康は、店が見てくれていた。私は当時、目・口・指を自分で確かめる知識がありませんでした。専門店では、店員さんが個体を出して説明してくれるのが普通で、それに任せていました。
💡 即売イベントや、爬虫類が専門でない店で迎えるときは事情が違います。出している人が個体の状態を細かく説明してくれるとは限らず、自分の目で確かめるしかありません。そういう場で迎えるなら、尻尾の太さ・目・口・指先の古い皮は、自分で見てください。店に聞ける環境だった私は、運が良かっただけです。

5. 最初から変えていないこと

変えたことと同じくらい、変えなかったことも書いておきます。「4か月やって、これは最初から合っていた」と言えるものです。

変えていないこと中身
給餌は、最初からピンセットと皿コオロギはピンセットか皿、ミルワームは手かピンセット、人工フードは皿。床から直接食べさせない
餌は3日に1回今はLサイズのコオロギ3匹。体重は24.2g → 35g
1匹だけ同居はさせない。いつか迎えるなら、ケージはもう1つ
ライトなし熱源は床下のヒーター1枚。UVBも使っていない
触るのは最小限水替えは毎日短く、ハンドリングは週1回あるかないか。「あまり触らないほうが慣れる」

6. これから飼う人に、ひとつだけ

変えたことを並べてみると、3つの失敗はぜんぶ同じ形をしていました。確かめる前に、思い込みで動いた。部屋が暖かいから床も暖かいだろう、とヒーターを切った。床の近くでも濡れないだろう、とデジタル式を置いた。袋から出したばかりの土は乾いているだろう、とそのまま敷いた。

だから、ひとつだけ言うなら:何かを変えたら、変える前と後に、温度計と湿度計を見る。ヤモリは「寒い」「湿りすぎ」と言ってくれません。数字だけが代わりに教えてくれます。

よくある質問

Q. 初心者が一番やりがちな失敗は?

A. うちの場合は、温度を「感覚」で管理したことでした。温度計を置くだけでなく、見る習慣を最初につけるのが一番の近道だと思います。

Q. 床材は最初から土にすべき?

A. どれでも飼えます。うちはバークチップとペレットを試してからソイルにしました。土にするなら、虫や人工フードは床から直接食べさせない(ピンセットか皿)のが前提です。

Q. 新しいソイル(土の床材)は、そのまま敷いていい?

A. うちはそのまま敷いて、湿度が100%まで上がりました。開けたての土は水分を持っていることがあります。敷いた後の数日は、霧吹きを足す前に湿度計を見てください。

Q. デジタルとアナログ、どっちの温湿度計がいい?

A. 精度と記録ならデジタル、丈夫さと手軽さならアナログ。うちは霧吹きでデジタルを壊してからアナログです。デジタルを使うなら、水がかからない場所に。

Q. デュビア(ゴキブリの仲間)は使っている?

A. 使っていません。正直、見た目が苦手です。コオロギとミルワームで、4か月問題なく育っています。