先に言うと、うちの掃除は毎日5分と、月に1〜2回の30分です。それで4か月、臭いはほぼなく、カビも出ていません。ニシアフは小さくて、決まった場所でフンをして、餌の食べ残しも少ない生き物なので、掃除の手間は犬猫よりずっと軽い。この記事では、うちが「いつ・何を・どうやって」やっているかを、そのまま書きます。

🛒 掃除に使っているもの
  • 【使用中】フン取り用のピンセット(100均)
  • 【使用中】避難用の蓋つきの小箱(丸洗いのとき、おはぎの待機場所)
  • 【使用中】予備のデザートソイル(汚れた部分を取り除いたぶんを足す)
  • 【不使用】洗剤、消毒液、芳香剤

1. 全体表:いつ、何を

頻度やることかかる時間
毎日フンを取る、水入れの水を替える、温湿度計を見る5分
毎日〜2日に1回シェルターの上の水皿の水を替える(減っていなくても)1分
週1回陶器のシェルターを水で丸洗い(ぬめり・カビの予防)5分
汚れたとき床材の汚れた部分だけ取り除いて、新しいのを足す数分
月1〜2回ケージの丸洗い。おはぎは小箱に避難30分
半年に1回床材を全部新しくする(メーカーの目安も約6か月)丸洗いと同時に

ポイントは、毎日やることを小さくしておくことです。毎日5分が続けば、月1の丸洗いは「軽くすすぐだけ」で済みます。逆に毎日を飛ばすと、丸洗いが大仕事になります。

2. 毎日:フンと水(5分)

ケージの短い側の面にある扉を開けた状態
毎日の世話は、短い側の面にある扉から横向きに手を入れる。上から手を入れるより、おはぎが驚かない
🦎 うちの毎日
1
決まった隅を見る
おはぎはケージの決まった隅でフンをします。毎回ほぼ同じ場所。だから探す必要がなく、そこを見て、あればピンセットでつまむだけです。粒状の土はフンごと固まるので、まわりの土ごと少しつまんで捨てます。
2
水入れの水を替える
減っていなくても替えます。土が入っていたら、ついでにすすぎます。
3
温湿度計を見る
掃除ではありませんが、扉を開けたついでに必ず見ます。数字が変なら、掃除より先にそちらを直します。
4
食べ残しがあれば取る
虫はピンセットか皿で渡すので、床に虫が残ることはほぼありません。人工フードを皿に残していたら、その日のうちに捨てます。

これで5分です。おはぎは昼間シェルターの中にいるので、掃除のときに出てくることはほとんどなく、こちらが静かに手を入れれば起きもしません。

3. 週1:シェルターを洗う

うちのウェットシェルターは、上に水皿の乗る陶器のタイプです。中は湿度が高く保たれるぶん、放っておくとぬめりやカビが出ます。だから週1回、水で丸洗いしています。陶器なので水だけで落ちます。洗剤は使いません。

洗うときは、おはぎが中で寝ているので、まず静かに持ち上げて、おはぎを床に残してからシェルターだけ持ち出します。数分で洗って、水気を切って戻す。おはぎは戻ってきたシェルターにすぐ入ります。

4. 月1〜2回:丸洗いの手順(30分)

🦎 うちの丸洗い
1
おはぎを蓋つきの小箱に移す
蓋は必ず閉めます。ヤモリの脱走は飼育者の間でよく聞く事故で、うちはまだ経験がありませんが、「ちょっとの間だから」が一番危ないと思っています。
2
ケージの上半分を外す
うちのケージは、長い側面の留め具を2か所外すと上半分がまるごと取れます。中身を全部出すのが一気に楽になる構造で、これがこのケージを選んだ理由のひとつです。
3
シェルター・水入れ・温湿度計を出す
シェルターと水入れは水で洗います。
4
床材の汚れた所を取り除く
フンの場所と、水入れのまわりの湿った所を中心に。残りの土は捨てずに、いったん別の容器に出しておきます。全部新しくするのは半年に1回で十分です。
5
ケージの底と壁をお湯と水で洗う
洗剤は使いません。底の隅に土がたまるので、そこをよく流します。
6
乾かして、戻す
水気を拭いて、土を戻し、減ったぶんを新しい土で足して、シェルターと水入れを元の位置に置きます。位置を変えないのは、おはぎが戻ったときに迷わないようにするためです。
7
おはぎを戻す
だいたいシェルターに直行します。
シンプルな初期レイアウト。土、シェルター、水入れだけ
うちのケージは、土・シェルター・水入れ・温湿度計だけ。ものが少ないほど、丸洗いは短く終わる
💡 冬の丸洗いは短く、暖かい部屋で。避難中の小箱には熱源がありません。冬に30分外に出しておくと体が冷えます。うちはまだ冬を経験していませんが、冬は「洗う前に全部準備して、避難は最短で」にするつもりです。

5. 消毒はするのか

うちはしていません。お湯と水で洗って、乾かす。それだけです。理由は3つあります。

  • 1匹しか飼っていない。病気が個体間でうつる心配がないので、消毒の必要性が低い。
  • 毎日フンを取っている。汚れがたまらないので、月1の丸洗いは「すすぐ」で足りる。
  • 消毒液の残りが怖い。ヤモリは床を舐めます。すすぎ残しのほうが、汚れより害があると思っています。

消毒が要る場面もあります。病気の子がいた後、新しい子を迎える前、中古のケージを使うとき。そのときは爬虫類用として売られている消毒液を使い、よくすすいで、完全に乾かしてから戻すのが一般的な手順です。家庭用の塩素系漂白剤を薄めて使う方法もよく紹介されていますが、すすぎと乾燥がより大事になります。うちは今のところ使う場面がありません。

6. 臭いとカビが出ない理由

「ヤモリのケージは臭う」と思っている人がいますが、健康なニシアフのフンはほとんど臭いません。うちで4か月、部屋でケージの臭いが気になったことは一度もありません。カビも出ていません。理由は掃除の頻度より、湿らせすぎないことだと思っています。

やっていること効き目
フンをその日のうちに取る臭いの元を残さない
霧吹きは1日1回、壁が曇るくらい床全体を水浸しにしない。数時間で乾く
湿度が高い日は霧吹きを休む日本の夏は何もしなくても60%を超える。足すと湿りすぎる
床材は消臭・保湿タイプの粒状の土「消臭」の看板どおり。木のチップより臭いが残らない
ものを増やさない隠れた所に汚れがたまらない
霧吹き後の結露したケージ
霧吹き直後。壁が曇るくらいで十分で、数時間で乾く。ずっと濡れている状態を作らないのが、カビを出さないコツ

もし臭いが出るなら、フンの取り忘れか、床が乾く暇のない湿らせ方か、食べ残しの虫がどこかで死んでいるか、のどれかです。掃除の回数を増やす前に、その3つを見るほうが早いです。

よくある質問

Q. 掃除の間、ヤモリはどこに置く?

A. 蓋つきの小箱です。中に隠れる物を1つ入れておくと落ち着きます。蓋は必ず閉める。30分以内に戻すことを目安にしています。

Q. 洗剤を使わないで、本当に汚れは落ちる?

A. 毎日フンを取っていれば落ちます。ケージの汚れは、ほぼ「土と水の跡」です。お湯で流して拭けば十分です。洗剤を使うなら、食器用を薄めて、すすぎを念入りに。

Q. 丸洗いのあと、ヤモリが怯えたり拒食したりしない?

A. うちは今のところありません。シェルターと水入れを元の位置に戻しているので、おはぎにとっては「土が少し新しくなった」程度なのだと思います。全部の配置を変えると、しばらく落ち着かないことはあると聞きます。

Q. 床材はどのくらいで全部替える?

A. 半年に1回を目安にしています(メーカーの目安も約6か月)。ふだんは汚れた部分だけ取って、新しいのを足すやり方です。丸ごと替えるより安く、ヤモリの負担も少ないです。

Q. ヤモリ自体を洗う必要はある?

A. ありません。健康なら自分で体をきれいに保ちます。脱皮の皮が残ったときだけ、ぬるま湯につける温浴をします。それは別の記事に書きました。